TFOTとは?

【TFOTとは?】



興味深い論文をご紹介いたします。

「ドライアイ診療のパラダイムシフト眼表面の層別診断・層別治療」著者 横井則彦氏 他, p549-558, 京府医大誌 2013
こちらからご覧になれます↓↓
URL:http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/122/122-8/yokoi08.pdf


TFOT(ティーフォット)とは、「Tear Film Oriented Therapy」の略で、日本語では「眼表面の層別治療」と訳される、ドライアイ治療の新しい考え方です。

これは、局所治療の選択により、眼表面を層別に治療して、涙液層の安定性をさらに高めることにより、より効果的にドライアイを治療することのできるドライアイ治療の新しい時代を意味すると考えられます。

以前の涙液層の考え方では、水層を中心にして角膜上皮側にムチン層があり、最表面に油層があり、水分の蒸発を抑制しているという考え方でしたが、TFOTでは、涙液層の液層には、結膜杯細胞から分泌される分泌型ムチンが水分を保持する形で混じりこみ、涙液層の安定性向上に寄与しているとされています。また、角結膜上皮細胞に発現している膜型ムチンは、上皮表面の水濡れ性維持に寄与していると考えられます。


※ドライアイ研究会様の記事を参考にさせていただきました
URL:http://www.dryeye.ne.jp/tfot/index.html



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角膜内皮細胞が障害される原因

【角膜内皮細胞が障害される原因】



角膜内皮細胞は障害されると再生しないとされています。


障害された細胞は、その周辺の細胞が面積を拡大することで補われます。


角膜内皮細胞は、角膜の透明性を維持するために非常に重要な役割を果たしています。


角膜内皮細胞の密度が限度を超えて少なくなると、角膜にむくみが発生し、角膜の透明性が維持できなくなります。


これを水疱性角膜症と呼びます。


主な原因に以下のものが考えられます。



●眼内の操作を要する手術など

●急激な眼圧の上昇

●眼外傷

●眼内の炎症

●先天性

●コンタクトレンズによる酸素不足



コンタクトレンズのケアは徹底しましょう!



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【年末年始休業日のお知らせ(2018年度)】

 

平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。

 

株式会社テクノピアでは、誠に勝手ながら下記日程を年末年始休業日とさせていただきます。

 

【年末年始休業日】

 

2018年12月29日(土)~2019年1月3日(木)

 

(2019年1月4日(金)から通常通りの営業となります。)

 

休業期間中のお問い合わせに関しては、2019年1月4日(金)以降に順次対応させて頂きます。

 

恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

子どもの近視進行抑制の話

【子どもの近視進行抑制の話】

近視には、主に軸性近視と屈折性近視の2種類があります。

一般的に近視進行抑制は、軸性近視に対して行われています。

軸性近視は、成長に伴い眼球が奥側へ伸展することによって光の焦点が眼球後面の網膜中心部まで届かなくなることで進行します。

眼鏡による近視矯正は、凹レンズを通すことによって網膜中心部まで届かなくなった光の焦点を網膜上に結びます。

この場合、網膜中心部のみに焦点が合わされる為、その周辺部はピントが合っていない状態になります。

生物の目には常に正視に保とうとする働きがあり、主に周辺網膜によりコントロールされているそうです。

眼鏡によって周辺網膜に焦点が合わない状態になると、その部分の細胞を網膜後方に発達させることでピントを合わせようとする為、眼球が伸びることになります。

網膜周辺部に焦点を合わせることで、眼球伸展をコントロールすることに繋がると考えられています。

オルソケラトロジーレンズ装用は、角膜中心部から周辺部にかけて形付けることで周辺網膜にも焦点が合うとされています。

オルソケラトロジー治療における近視進行抑制効果については国内外で研究が進められています。

学会等で有効性も発表されており、これからに期待が高まっています。

ぜひオルソケラトロジーをご検討いただけたらと思います。

オルソケラトロジーは、遠視には対応しておりませんが、近視でお困りの方には大いに有効です。
SNSにもオルソケラトロジーに関しての情報を投稿してますので下記URLからご覧ください。


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